看護師の役職 看護主任・看護師長とキャリアアップ

看護師の役職 看護主任・看護師長とキャリアアップ

看護師として長く勤務していれば、キャリアアップを目指すようなこともあるでしょう。

ですがキャリアアップや出世するには経験や知識を増やす以外のルールというのも必要になってくるので、そうした院内の暗黙のルールというのも考慮するとよいでしょう。

看護主任という役職

看護師のキャリアアップ先としては看護部長（総看護師長）、看護師長、副看護師長などがありますが、その前に看護主任になるようなことが必要になります。

中堅看護師として、看護主任になれば看護師長と看護師の橋渡しとして、お給料面でも待遇面でも良いことが多いので、それで満足できるようなことも多いものです。

看護主任は病院の規模によっては無いところもあるポジションですが、企業で言えば係長にあたり、看護師の相談役という大切な役割もあります。

看護師の管理とサポート、業務全体の管理はしっかりとこなす必要があるでしょう。

したがって、看護主任になるには自分の看護師としての技術、知識他リーダーとしてみんなを引っ張っていくだけの素質というのが必要なものです。

ですからそうした人間関係で優れている部分というのも養うようにしましょう。

自分だけで事を進めていくのではなく、みんなの意見も聞けるようにすることでリーダーとして素質も上がっていくでしょう。

また、リーダーというのは何か問題が起こったときに責任を取らなければいけないようなことも多いです。

ですからそうしたトラブルが続けば損な役割だと思ってしまうようなこともあるでしょう。

けれどそうしたトラブル時にうまく対応できるかどうかということも看護主任から看護師長への出世を狙うのであれば大事なことになってきます。

トラブル時の対応を人任せにしたり、自分でうまく対応できないようなリーダーであれば人からの信頼も得られないので、リーダーを望んでも周囲から認められないということもあります。

また、看護師として出世したりするのは時間のかかることです。

出来る人物であれば短期間で異例の出世というのもできる場合がありますが、それでもそうした異例の出世をするには周囲の人の応援と賛成が必要にもなるものです。

ですからどんな形でキャリアアップするにもみんなが納得する形で行うようにもしましょう。

ちなみにこの看護主任という役職は、キャリアの中では20代後半から30代前半に就くことが多いです。

したがって結婚、出産・育児という大きなライフイベントと時期が重なるため、離職、休職する看護師が多く、人材不足になりやすいポジションでもあります。

したがって、現在、主任のポジションについている場合、転職時にも主任として即戦力として期待されることもあるでしょう。

看護師長という役職

看護師長は、一般企業でいうところの課長にあたる中間管理職で、看護主任と看護部長の間の役職です。

看護主任と比べると、病院内の他部署との連絡など業務の幅も広がります。

病棟の看護師長同士の報告会を行い、看護部長とも連絡を取り合います。

もちろん担当部署の看護業務に対して決定権を持っています。

したがって、看護主任の時よりもより能力と経験が必要になり、またその分、責任も重くなります。

転職市場においても、「管理職及び管理職候補」として、看護師長の求人もありますので、すでに看護主任以上の役職についている方でキャリアアップを目指す場合は、その旨を看護師転職サイトのキャリアドバイザーに伝えておくとよいでしょう。

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